算数の苦手を克服する! 家庭学習のヒント
塾に通っているけどなかなか算数のスコアが伸びないとか。わかったつもりになるけど、いざ問題が解けないとか。算数苦手な子供たちは、算数と聞いただけで脳の中がモヤモヤモヤとしています。
YEAHのレッスンではよくサッカーにたとえて子供に話します。どこにシュートすればきちんとゴールが決まるのか。完璧にわかっていても、そこにシュートする技術がなければ意味がないわけです。一度教わってなんとなくイメージはできた。だけど、それを実現するには手と頭を使ってトレーニングを重ね、脳を鍛えなければならないわけです。
さて、とはいえ後の祭り。しっかり基礎練習をせずにどんどん教材が進んでいってしまった。
モヤモヤ脳を解消するには?お子様もすっかり勉強がいやになっている状態ですので、勉強しなさい!喝入れの効果は期待できません。そこでおススメなのが「声出し学習法」です。
目次
準備: 問題を声を出して読む
算数の問題は済み済みまであんこのはいったたい焼きのようなものです。文章の中にムダな情報はありません。声を出して、「すみずみまで把握」すること。算数が苦手な子の中には、ぱーっと問題を読んで、見たような問題だと情報をすべて使わずにイメージ頼りで「なんとなく」解き始めるクセがかなり多く見られます。
自分でできるところまで、声に出して説明する。
あれ?途中でわからなくなっちゃった?それが大切。わかるところまででも自力で説明してみることで、わからないポイントを知ることができます。声を出すことで、自然に主体的になります。どこでわからなくなっちゃったのかな?を自覚する前に、大人が解説しちゃいけません!
わからないポイントを発見した後に、大人が説明する
お子さんが説明につまって、そこではじめてつまった箇所を説明してあげましょう。子供にはその説明を声出しリピートさせてから先に進めてもらいます。なるべく図を使いながら右脳と左脳で理解させましょう。糸のもつれをほどくように順々に。
やったー!解答まで説明できたら一緒に喜ぶ!
からまった箇所を発見さえすれば一つ一つほどいていけばいいのです。もともと解けないものを解こうとしてるのですから、決してイラついてはいけません。むしろ、ほめられるところを見つけて、すべて認めてほめてあげてください。お子様はほめられることで着実に一歩一歩進んでいることを実感します。解答にたどり着いたら喜びを共有しましょう!
「声出し学習法」。ご家庭でやっていただけば、算数の理解が格段に進むだけでなく、整理能力、コミュニケーション力までも高まってきます。ぜひ、おためしください!