2017.08.03 / 算数おもしろ問題
【算数おもしろ問題】三つ折りの知恵 (解説篇)
定規を使わずに、折り紙を超正確に3等分に折にはどうしたらよいか?解説篇です。
算数の本質的なエッセンスを楽しく理解しよう。
エッセンス① 平行な2直線を結ぶ直線の性質
選んだ4本の直線(罫線)を通る直線を引く(垂直である必要はありません)
この直線と、罫線と、折り紙の一辺で作る3つの三角形を確認。
罫線は平行であることから、同位角は等しいので3つの三角形は「相似」とわかる。
エッセンス② 三角形の相似とその性質
一辺の比は1:2:3(差は等間隔)。なので、折り紙の一辺も等間隔に分かれていることがわかります。
エッセンス③ 植木算
そもそも3等分の間隔を作るには、4つの罫線を選ぶ必要がありました。これは植木算の発想。「間の数」+1、ですね。
算数脳はひらめいたでしょうか?算数を本質から理解していると、ものごとの道理が見えてきます。科学、エンジニアリング、だけでなく自然や音楽などにも生きている算数。
小学生のやわらか頭のうちに、「楽しく」学びたいですね。