算数が3倍おいしくなるブログ
2017.07.08 / お役立ち学習情報

アクティブラーニングって我が子に向いてる?

そもそもなぜアクティブラーニング?

今”アクティブラーニング”が教育界では大流行り。そもそもは世界における日本のパワーや存在意義が薄まっていく中で、日本人の競争力を高めようというところに根っこがあります。そこで国をあげて、大学入試が「知識・技能」に加えて「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を備えている子を求めるという方向にシフトするに合わせて、小中高の教育も変わっていくというわけです。

自由研究、フリーディスカッション、プレゼンテーション、自由な意見交換…なんかカッコイイけど、親子ともどもちょっとシャイで引けちゃうー。期待されていることを期待通りにやることを期待されてきた日本人にとって、自由(すぎる)、自発的…は苦手分野。かえってストレスという話はよく耳にします。

アクティブラーニングって生きる力がつくの?どう成果があるの?

Learning pyramid
このラーニングピラミッド(出典:米国National Training Laboratories)によると、今まで日本で主流だった講義を受講する受け身の学習に比べて、アクティブラーニングと呼ばれる学習法は50~90%の学習定着率。確かにアクティブラーニングをこう規定し実践できれば学習効果が大いに期待されるのです!うーん、ではとにかく勇気をふりしぼってどんどん発言をしていかねば…💦いえいえ、アクティブラーニングをスタイルだけでとらえてしまっては、実は学習成果はあがらない。子供たちが楽しく“アクティブ”な気持ちになることが、本当のアクティブラーニングなのです。

自由、自発的、なによりも自信の「自」。

グループの中で積極的に自分の意見を発言する姿。これは大人が思い描くアクティブラーニングのシーンかもしれません。でもその根底にあるもの、養わなくてはならないものは、子供たちの「自信」です。自信を養うためにできることは、子供たちの発したものに価値を見つけ、認めてあげること。これはグループの中で積極的であることよりも、答えのないものにユニークなアイデアを出すという高いハードルを越えるよりも、まず大切なことなのです。

たとえばYEAHの授業でいうと、チューターは子供たちにひんぱんに質問をします。算数ですから、一応正解はあるのですが、もちろん正しい答えを出すことだけが自信の材料ではありません。自分の言葉や図で説明しようとしたり、わからない理由を伝えようとしたり、答えに向かおうとするその子の努力を認めるということを意識します。ですから対話はとても重要で、信頼関係がなければ子供は何も発しません。子供が心をやわらかくして「考えを伝えよう」いう気持ちをもつことが、誰にでも楽しくできる“アクティブラーニング”の第一歩なのです。

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    大野奈津:モンテッソーリ教育、脳科学、心理学、快適な学習環境づくりの経験を総動員して、苦手意識克服、受験に向けてがんばる子供たちやご家族の目標をサポートしています。







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