モンテッソーリ教育は小学生には手遅れ?
大躍進中の藤井聡太くん、最年少棋士七段が通っていたとあって、最近またモンテッソーリ教育が注目を集めているようです。でもうちはもう小学校にあがっているので手遅れ…と思っているお母さんは多いのではないでしょうか。
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大丈夫。実はモンテッソーリ教育は、小学生以降も続くものなのです。
そもそもモンテッソーリ教育とは、人間の一生をいくつかの成長の期間にわけて、それぞれに合わせて最適なカリキュラムを行うというもの。その本質とはカリキュラムに従うというよりも、大人が心して最適な環境を与えることで、その子の持つ力を最大に伸ばすことができる、という教育の考え方です。
ただし日本では残念なことに、モンテッソーリ小学校の設立は認可されていないので、ほとんど知られておらず、指導者(認定資格が必要)もほとんどいないために幼児教育までしか通うことができないというのは事実です。もちろん人間の幼児期は人生で本当に貴重な成長の時期なので、日本でも大きな成果があがっているでしょう。
“持っている力を伸ばす”とは具体的にどういうこと?
モンテッソーリでは学力だけではなく、“社会力”というところに着目しているのが大きな特徴です。
幼児のうちにモンテッソーリを受けた日本の子供たちも、小学校にあがった後もある程度の年齢まではほっておいても“何をするべきか自分で考え”て、心も学力も成長してくれると言われます。あーそれって素晴らしすぎ。
モンテッソーリの小学生教育は、子供たちの想像力や発想を膨ませる
中核にあるのは、とことん本質的な理解です。しかもド本質。人間は、地球上の創造物のひとつという存在としての大前提があった上で、生きていくのに必要な力を育てるために科目が並びます。
日本の文科省の国語、算数、理科、社会といった分け方ではなく、動物学、植物学、地球史、自然科学、天体と宇宙、テクノロジー、数学、言語…といった15のカテゴリー(ちなみに数学は1/3の内容量を占める!)で、まさに人間の存在の本質を問うような壮大なスケールで学びます。モンテッソーリの先生は、宇宙のビッグバンから説明を始めることも多いわけです。
海外ではオバマ大統領、イギリス王室の王子たち、Facebookのマーク・ザッカーバーグやビル・ゲイツ、ビヨンセ、ヘレン・ケラーとまさに偉人たちがモンテッソーリ教育を体験しています。
学ぶのは知識だけでなく、アクティビティと呼ばれる実践からです。たとえば、ある森の環境保全について、市役所に提案書を作成しちゃったりするのです~。生活の中での科学の実験やら、生きている教育そのもの。
日本の小学生だって、日々の成長にモンテッソーリ教育のエッセンスを取り入れることは可能。
いくつかのTipsにまとめていきますが、今日は、すぐ始められる!YEAHが絶賛推奨する生活習慣をひとつご紹介。
お部屋の整理整頓。
なーんだ!と思われた方はきっと楽に実践できます!でもこの効果は絶大。モンテッソーリ教育では、小学生向けすべての科目、すべての単元のすべてのアクティビティの終わりに必ず整理整頓がプログラムの一部として指示されています。モンテッソーリの教育の基本中の基本とも言えるのです。もちろんお母さんでなく、子供たち自身でお願いします笑。
その効果について詳しくは、こちらのブログをどうぞ。
次回以降で、記憶力を高める習慣をご紹介いたします。副題、なぜ女子の成績が平均的に高いのか?お楽しみにー。