【小学6年生 算数】公開模試と塾テストを苦手克服に活用する方法。
目次
小学6年生の模試の算数問題と解答、今どこにありますか?
小学6年生なると公開模試、志望校模試、毎月毎週のように模試だらけになりますよね。小学6年生どころか4年生、5年生のうちから組み分けテスト、カリキュラムテスト、実力テスト…進学塾ではテストテストまたテスト。たしかに全体の中の自分の位置(偏差値)を知るためにテストはとても有効。見守るしかない周囲の大人としては、スコアが高ければもちろん、たとえ低かったとしても現状がわかることで気持ちが落ち着きますね。
ですが、小学6年生の算数といえどもスコアや偏差値を知るためだけならそこまで頻繁に模試を受ける必要はないのです。しっかりと勉強をしてステージが変わったな、と思った時に受ければ十分なはず。スコアだけに縛られると自分をランク付けされる子供たちは、それは少なからずストレスを感じるものです。でも塾に行くのならなかなか避けられないものですよね。それならば、模試やテストは必ず、感じるストレス以上の価値があるものにしたい。元をしっかり取りましょう!
元を十二分取るのに一番大切なのは、スコアそのものよりも受験したあとのテストの活用です。
小学6年生算数の答案用紙のメモ書きを、まずチェック。
YEAHで行うテストの復習はまず、問題用紙にちらばったメモ書きの分析からはじまります。これは小学6年生Ryu君の「場合の数」の模試の解答欄ですが、答えは「24通り」。みごと正解しました。
ですが、このメモを見ると “ジミコツ”(地道にコツコツby 本人)で答えに到達したことが見てとれます(涙)。ここから読み取れることは…①問題の意味は理解できている ②習ったはずのルール(考え方)に当てはめられない、ということ。そして必要なのは、①本質的な意味に戻って復習 ②使えるようになるまで練習が必要、ということ。
つまり、点数だけでは語れない、実際の理解度と必要な対策が見えてくるわけです。
こうして一問のメモ書きから、小学6年生の彼はレッスンの復習で場合の数の基礎(並べ方と選び方の違いと考え方)を4年生に戻ってしっかりと理解することができました。正解をしてるので気がつかないか、まあいいか…と放ってしまうご家庭がほとんど。せっかくのステップアップのチャンス、お宝を見逃してしまっているのです。
小学6年生の公開模試の振り返りで、弱点パターンがあぶりだされる。
またある小学6年生の生徒さん、塾で算数では比の応用やら難しいことを習っていますが、いつも図ったように公開模試の大問1でミスをする。後半の難問には正解も出せることがあるので、まあ計算ミスなら次は大丈夫と見逃していたようなのですが、続けて振り返りをしてみるとパターンが見えてきます。□が分数の中にあったり、小数やらカッコやらが混ざっている逆算は難度高めのテストだと大問1にこそっとはいることがよくありますが、実はこれが苦手でした。あれれ何が弱いのかな…と基礎に戻ると、なんとー分数のコンセプトの理解がぼやけていることがわかったのです。分数の計算はルールの暗記でも解けます。分数÷分数は、分数×分数の逆数。ひっくり返せばいい。でもその理由を理解している子は意外に少ない。大問1は計算ミスと決め込んで子どもの自主性にまかせていると最後まで発見できません。これもテストの振り返りを継続する大きな効用のひとつです。
小学6年生の公開模試、塾、学校のテストはファイルにして整理をするのがおススメ。
どんなに楽観的に見ても、よほど整理整頓が好きなお子さんでなければ、毎回の問題と解答、自分の回答をきちんと整理して保管していることはなさそうです。最悪の場合は、カバンの中でグチャグチャになってゴミ箱いき、探しても解答はあるけど、問題はないなんていうのが普通です。そんなときはやはりお母さん、ご家庭で最初は受けたテストを整理する習慣作りをサポートしてあげたいところ!
きれいにためていくと、達成感もあってなんとなく楽しくなってきます。点数があがっていく様子も自分で書いた昔の答案を眺めると、なんでこんな問題わからなかったのかな?と現在の自分の実力があがっていることを実感しやすいものなのです。努力の成果なのですから思い出としても大切に取っておくのがおススメです。
小学6年生の公開模試1年分は、超良質な算数問題集です~まとめ~
1年分を積み上げて算数の問題集1冊と思うと、なんてコンパクトに良質な問題にまとめられていることでしょう!しかもすべての単元が網羅されていて、いい緊張感で解くことができ、その後ゆっくりと復習ができる。こんなに素晴らしい小学6年生教材はありません!はじっこに書いたメモを含めて、公開模試や塾のテストに現れるすべての情報は、自分の弱点の克服ポイントを見つけ出すヒントです。
今日から模試の算数の偏差値やスコアにカリカリするのはやめて、楽しみながら模試を受けて、その後は引くぐらいに復習しましょう!とにかくやりぬく!。小学6年生の今だからこそ、問題、解答、答案用紙をきちんと整理して確実にステップアップする喜びを感じることで、やる気をぐんぐん伸ばすこと請け合いです!
≫ 志望校に合わせて模試を活用して小学6年生の算数を徹底理解するサポートします